バッティングセンター選びで迷いやすいのは、「どの店も同じに見えるが、実は打席の中身が大きく違う」点です。このDB(バッセンDB)は関東1都3県のバッティングセンター60店を、公式ページの記載にもとづいて整理し、確認日を付けて載せています。この記事では、そのデータで確認できた範囲だけを使って、選ぶときの軸を4つに分けて説明します。
軸1:ボールの種類(硬式・軟式・ソフトボール)
公式ページで一般の来店客が使える硬式の打席があると確認できた店は14店、ソフトボールの打席があると確認できた店は5店です。「硬式がない」と確認できたわけではなく、公式にボールの種類が書かれていない店も多くあります。硬式を打ちたいなら、条件ページの一覧から探すのが早道です。
注意したいのは、硬式の打席には条件が付くことが多い点です。
- スポドリ!(東京ドームシティ)は、8打席のうち1〜6番が軟式、7・8番が硬式です。硬式はヘルメット必須で、7番は小学5年生未満、8番は中学生未満は利用できません。
- スポーツゼロ(高円寺)は5打席のうち硬式が1番だけで、年齢制限があります。
- アーデルバッティングドームは7打席のうち①〜③が硬式で、硬式打席での軟式用バットの使用は禁止と案内されています。
- ダブルデイフィールドの硬式貸切打席は、硬式チーム所属の現役選手に限った会員制で、一般の来店客が打てる打席ではありません。
ソフトボール対応は、中山バッティングセンター(70〜110km/h)、埼玉スポーツセンター第二(60〜90km/h)、セスパ東大宮などにあります。ソフトボール用は球速が遅めに設定されている例が多く見られます。
軸2:球速の幅と最高球速
最高球速が数字で確認できた店は29店で、最高球速の中央値は135km/hでした。最高はアクティブAKIBAバッティングセンターの170km/hです。
| 最高球速 | 店数 | 目安 |
|---|---|---|
| 130km/h以下 | 14店 | ゆっくり当てる感覚向け |
| 140km/h以上 | 14店 | 経験者も試せる |
| 150km/h以上 | 6店 | 一部の打席のみ |
これは「その店の最高球速」であって、すべての打席がその速さではありません。トミーバッティングドームは⑦番が70km/h、⑤番が150km/hと打席ごとに違い、浅草バッティングスタジアムも70km/hから150km/hのレーンが並びます。選ぶときに見るべきなのは最高球速より「下の幅」です。70〜90km/hの打席があるかどうかで、初めての人や子どもが楽しめるかが変わります。いちばん遅い球が90km/h以下の店は28店あります。
軸3:打席のタイプ
球速やボール以外に、打席のつくりで体験が変わります。確認できる主なタイプは次のとおりです。
- バーチャル映像(画面の投手と対戦):スポドリ、スポーツゼロ、浅草、アクティブAKIBAなどにあります。
- 球速が切り替わる打席:ノヴァバッティングスタジアムの1番は80〜100km/hが球ごとにランダムに出ます。
- 変化球:バッティングパレス湘南・平塚はスライダー、フォーク、シンカーなど球種と球速を公式が一覧で載せています。浅草にもカーブやフォークの入るレーンがあります。
左打ちの人は、左打席があると確認できた店が20店あります。ただし多くは「左右兼用」の打席だけで、全打席が左右対応とは限りません。埼玉スポーツセンター第一では、左打席に使えるのは4〜7番の両打席です。左打ちなら、店全体で左打席があるかではなく、自分が打ちたい球速帯に両打席があるかを見る必要があります。
軸4:年齢・利用条件
子どもを連れて行く場合は、年齢の条件を先に確認しましょう。ラウンドワンわらび店のバッティングは、6歳未満は保護者同伴でも利用できず、ヘルメットは必須です。バッティングパレスは年齢制限がない一方、18歳未満は22時までと案内されています。北柏バッティングセンターは、小中学生でクラブチームや部活動に所属している子どものみ利用できると公式にあり、一般の大人は打てない可能性があります。条件が特殊な店は、別記事「子ども連れ・クラブチーム・予約制など、利用条件に注意が要るバッティングセンター」にまとめています。
選び方の手順(見立て)
ここからは、DBの事実をふまえた筆者の見立てです。
- まず「硬式を打ちたいか」を決める。打ちたいなら、年齢条件とバット条件を公式で確認してから行く。
- 次に、自分が打ちたい球速の下限と上限が、同じ店にそろっているかを見る。最高球速だけで選ばない。
- 左打ちなら、両打席の番号と球速帯を確認する。
- 最後に営業時間と最寄りの交通手段を見る。平日の開店が午後の店(新横浜バッティングセンターは14時、ダブルデイフィールドは13:30)もあります。
どの項目も、DBには「確認日」が付いています。店側が料金や時間を変えることがあるため、出かける前に公式ページの最新の案内を見てください。DBに載っていないことは、載っていないと書いています。
関連:硬式が打てる店・遅い球がある店・左打席がある店・140km/h以上の店・東京・神奈川・埼玉・千葉の一覧もあわせてどうぞ。